ムジカおさらぎの第２３回定期演奏会が開かれました

定期演奏会を終えて

４月１７日(土)　小雨
　過去22回の演奏会で初めての小雨のなか、計画停電の影響で開催も危ぶまれた第23回定期演奏会が、無事開催されました。
　3月11日に起きた東日本大震災に、言葉を失い、深い悲しみに包まれたなかで、私達の一人一人の歌声が被災地の空に届くよう、心を込めて演奏しました。
　被災地の方々に、元気な歌声が飛んで行きますようにと。
　平均年齢76歳、団員数300余名の大所帯の私達合唱団は、一年の総決算である定期演奏会を目標に、毎週一回の練習を重ねてまいりました。
　第一部の「十四歳」、「二十歳」は、遥か遠い青春時代を手繰り寄せ、第三部の「ダッタン人の合唱」、「美しく碧きドナウ」は、最後の力を振り絞り、歌いきりました。
　最後の曲「美しく碧きドナウ」を歌い終え、客席から温かい大きな拍手を戴き、足の痛さも忘れ、ただただ感激でした。
　悪天候のなか、芸術館大ホールに、お運び下さり、私達の演奏に耳を傾けて下さった皆様、ありがとうございました。
　私達のちょっと不安なところもある歌声を、支えて下さったムジカおさらぎオーケストラの皆様、ありがとうございました。
　また当日会場で寄せられた募金も、1,142,747円になりました。ありがとうございました。
　「横浜YMCA対人地雷をなくす会」へ５万円、残りの総額を「あしなが育英会（主にこの度の震災で被害にあわれた子供達へ向けて）」へ義援金としてお預けする事になりました。
　そして何より、毎年裏方で支えて下さる、ボランティアグループ、オレンジ隊の皆様、感謝の気持ちでいっぱいです。
　1000年に一度と云われる未曽有の天災に見舞われた被災地の皆様の上に、明るい光が差し込む日が一日も早く訪れますようにと、願わずにはいらせません。
　皆様から頂いた、大きな拍手を励みに、来年の演奏会に向けて、練習を重ねてまいりましょう。