日 時 平成27年5月30日(土)13時30分開演(12時45分開場)
会 場 鎌倉芸術館大ホール
出 演 混声合唱団ムジカおさらぎ ムジカおさらぎオーケストラ
指 揮 佐藤ゆり ピアノ 高須亜紀子
第27回定期演奏会を終えて
5月30日(土)晴れ 最高気温29度
今年の定演は、会場の関係で例年より一か月半遅れて、梅雨入り直前の5月末の開催となりました。 男声パートの団員は、背広・ネクタイの正装でステージに立ちましたので、スポットライトと会場に熱気で汗だくとなり、休憩時間に、隣のスーパーに駆け込み、下着とシャツを求め、着替えたと言う方も居られたようです。
この会場の熱気の割には、体調を崩された方も無く、佐藤ゆり先生は、後日の“打ち上げ会”で安堵の意を表して居られました。
第1部は、「カンツォーネアルバム」と題し、有名な「オーソレミオ」から始まり、「フニクリフニクラ」までの全7曲を高須亜紀子先生のピアノ伴奏で、無事に歌うことが出来ました。
今年は、練習の時から、ゆり先生・望先生から、ピアノ(弱音)を綺麗に歌うようにと、また、長音で終わるフレーズで音程が下がらないようにとご指導がありましたので、本番当日も、どの曲も綺麗に歌えたのではないかと思います。
第2部は、脇谷敦子さんのピアノ独奏で、フォーレ、ショパン、リストのピアノの名曲をご披露して頂きました。 皆さん聴きなれた「子犬のワルツ」は、意を突く速さでしたが、綺麗にまとめ、拍手を浴びました。
愈々、第3部、「オーケストラの響きと共に」は、初めに、ほゞ一年を通して練習して来たモーツアルトの「レクイエム」(鎮魂ミサ曲)から、Requiem、Dies irae、Rex tremendaeの3曲を、佐藤先生が主宰する「ムジカおさらぎオーケストラ」と共に演奏しました。
練習の初めの頃は、第1曲目の後半の“キリエ”で、小刻みに声を刻むことが出来ず、戸惑ったものでしたが、両先生のご指導の賜物で、当日は、皆さん自信を持って歌うことができ、満足感で一杯です。
以降、イタリアオペラのアリアと合唱曲の名作から5曲と、チャイコフスキーの“くるみ割り人形”の「花のワルツ」を歌いました。
特に、ヴェルディの「トロヴァトーレ」の「鍛冶屋の合唱」では、パート毎の歌い始めに、細心の注意を要する曲で、緊張感と当日の熱気で、大汗を書きました。
アンコールは、例年通り、オレンジ隊の皆様と一緒に「ハレルヤ」を、そして、更に、会場の皆様とご一緒に、懐かしい「夏は来ぬ」を斉唱して、締め括りました。
翌朝、目を覚ましたら、我が家の前の里山から、時鳥の若鳥が「テッペンカケタカ」と囀り、また、隣家との境の垣根には、卯の花が、甘い香りを湛え、「夏は来ぬ」さながらの“至福の時”を迎えることが出来ました。